- 座りすぎで腰痛・肩こりが辛い。
- 通勤が無くなったので運動不足だ。
- テレワークばかりで太ってしまった。
- 仕事や育児でなかなか自分の時間が取れない。
今回はそんなお悩みを解決します。
- テレワークの座りすぎは意外と怖い
- 通勤の消費カロリーはランニング30分と同じ
- テレワーカーが朝ランをすべき7つの理由
- 朝ランのやり方と注意点
本記事の執筆者

ふかまると申します。元箱根駅伝選手、ランニング歴は20年以上。朝ラン歴も20年以上です。小学生〜大人まで指導経験があります。
テレワークになるとどうしても運動量は減ってしまいますよね。「実は通勤がいい運動習慣になっていたんだな」と気づいた方も少なくないと思います。しかし、革靴で駅まで歩くことや、電車の中で立ちっぱなしでいることが果たして本当に「いい運動」だと言えるでしょうか。確かに、ないよりはあったほうがいいかもしれません。
ですが「通勤の運動」よりも圧倒的にコスパの良い運動習慣、それが「朝ラン」なのです。なぜなら朝ランの効果は「運動量を確保するだけではない」からです。
例えば、
・仕事のパフォーマンスを上げる
・ダイエット効果がある
その他にもメリットがたくさんあります。正直、出勤時間がないテレワークで朝ランをしないなんて勿体無いです。そこで今回は「通勤とランニングの消費カロリー」を比べた上で、「テレワーカーが朝ランをすべき理由とそのやり方」についてご紹介していきたいと思います。
テレワークの座りすぎは意外と怖い
一日の大半の時間を座っているというテレワークの方は少なくないでしょう。実は座りすぎは身体と心に悪影響を与えます。例えば、1日に11時間以上座っている人は4時間未満の人と比べ死亡リスクが40%も高まると言われています。
そのため最近はスタンディングデスクなども流行っていますよね。テレワークの方はまずは同じ姿勢でいつづけないことが大事になります。そして健康リスクを減らす意味でも朝ランは効果的です。
通勤の消費カロリーはランニング30分と同じ
では次に「通勤」と「ランニング」の消費カロリーを比べていきたいと思います。
「通勤」の消費カロリー
一般社団法人日本生活習慣病予防協会によると、自宅からオフィスへの移動(片道1時間、往復2時間)にかかる運動量は約300kcal。つまり通勤に比べてテレワークでは一日300kcal程度、一週間で1500kcal程度の運動量が少ないことが分かります。
「ランニング」の消費カロリー
続いてランニングの運動量は次の通りです。
時間 | 消費カロリー |
---|---|
20分ジョグ | 189kcal |
25分ジョグ | 236kcal |
30分ジョグ | 284kcal |
35分ジョグ | 331kcal |
40分ジョグ | 378kcal |
45分ジョグ | 425kcal |
50分ジョグ | 473kcal |
この表から消費カロリーを比較すると、「約30分のランニング」と「2時間の通勤」が同じ運動量ということになります。準備の時間を含めてもランニングの方が時間効率が良いことは明白ですよね。さらにランニングでは脂肪燃焼効果や、基礎代謝量アップによるカロリー消費も見込めます。


テレワーク前に朝にランニングをするべき7つの理由
さてここから先は「運動量の確保」以外に朝にランニングを行うメリットを7つご紹介していきます。
- 密を回避できる
- 朝の風景が楽しめる
- ダイエット効果がある
- 朝シャワーできる
- 一人の時間を作れる
- 業務パフォーマンスが上がる
- やる気があがる
密を回避できる
朝の時間帯は人が少なく、三密を回避してランニングできます。口元を覆うランニングバフも必要ないでしょう。
朝の風景が楽しめる
朝の風景の美しさを堪能することができます。朝ランされる方の中には、朝日を見るために走っているという方も少なくありません。


ダイエット効果がある
空腹状態は蓄積された脂質を消費しやすい状態にあり、脂肪燃焼効果が。また、朝に体を動かすと交感神経が刺激され、その後5~6時間は代謝の高い時間が続きます。
朝シャワーできる
テレワークとはいえzoom会議など人前に出ることも。とはいえシャワーを浴びるのは億劫。なので発想の転換でシャワーを浴びるために走ってみましょう。本当に時間が無いんだという方は「自宅にランニングマシンを置く」という選択肢も。「朝に外に出る」というハードルを無くしてしまえば、習慣化しやすくなります。最近はコロナ禍によりランニングマシンを購入する方が急激に増えているそうです。
とはいえふかまるさん、マンションなので騒音問題が気になりますという方。家庭用ランニングマシンの正しい選び方について徹底解説しましたので、こちらをご覧ください。


一人の時間ができる
共働きで二人ともフルリモート。さらには子供が小さくて目が離せないという家庭も多いでしょう。そんな方はなかなか自分だけの時間を確保できませんよね。そんな時はパートナーに子供を預けて、朝に30分、自分だけの時間としてランニングを楽しみましょう。一人の時間を作ることで日頃のストレスも解消されるはずです。
業務パフォーマンスが上がる
ランニングには頭をすっきりさせる効果が。脳への血流量が上がることによって、思考や判断の機能をつかさどる前頭前野が活発化し、良いアイデアが浮かびやすくなります。



私も大事なプレゼンがある日は必ず走るようにしています!
やる気があがる
テレワークだとスイッチの切り替えが上手く行かないですよね。走ることによって報酬系の脳内ホルモンであるドーパミンが分泌され、仕事モードへ切り替えやすくなるでしょう。
朝ランのやり方と注意点
ここから先は朝ランのやり方と注意点をご紹介します。
準備運動は入念に
朝は関節が固まりやすくなっています。ケガを防止するために少し身体が温まるくらい、入念にウォーミングアップを行いましょう。走り始めもゆっくりペースで。そしてレベルに合わせて時間やペースを決めるようにしましょう。


睡眠時間が少ないときは休む
朝ランがオススメとはいえ前日の就寝時間が遅かった場合は臨機応変に休みましょう。睡眠不足は万病のもと。最低でも6時間は睡眠時間を確保したいところ。



私は朝ランする時は夜10時半に就寝、朝5時半に起きています!
走る前に水分補給をしておく
朝起きたときは、身体の水分は枯渇状態。血液もドロドロの状態です。必ずコップ1、2杯の水分を摂るようにしましょう。また、空腹に耐えられない時は軽く栄養補給しましょう。



朝ランに慣れると空腹でも気にならなくなっていきます。
まとめ
今回はテレワークで運動不足の方に向けて、朝ランの効果をご紹介させて頂きました。明日からでも朝に走りたいという気持ちになったかもしれません。まずは3週間、朝ランを始めてみてはいかがでしょうか。以上、今回の記事が忙しい皆様の参考になれば幸いです。
それでは、また次回!