初心者定番シューズであるアシックスのゲルカヤノ(GEL-KAYANO)シリーズ。ゲルカヤノシリーズは、その名の通りGEL素材が内蔵されていてクッション性と安定性に特化したシューズです。
スピードは出しづらいですが、高いクッション性からジョグシューズに適しており、初心者ランナーだけでなくエリートランナーもリカバリージョグで使用しています。(プロランナーの川内優輝選手も愛用しているそうです)
そんなゲルカヤノシリーズから29代目となる「ゲルカヤノ29」が2022年8月に発売されました。
私自身、実際に数回使用しましたので早速レビューしていきたいと思います。
- 「ゲルカヤノ29」の特徴・サイズ感
- 前作「ゲルカヤノ28」からの主な変更点
- 「ゲルカヤノ29」で実際に走ってみた感想
- 「ゲルカヤノ29」はこんな人にオススメ
「ゲルカヤノ29」の特徴
ミッドソールには、FF(FlyteFoam) Blast Plusが採用。GEL素材もあり、クッション性を維持しつつ反発力が高まっています。

アウトソールには、LITETRUSS構造が採用され、着地時の中足部のねじれや内側への過度な倒れ込み(オーバープロネーション)を抑制し、安定性を高めています。


アッパーには、ニット素材が採用。ニット素材は軽量で伸縮しすぎないため、フィット感に優れています。

ヒールには、前作に引き続きヒールカップが内蔵。内側だけでなく、外側にもヒールカップがあることでカカトの安定感は抜群。

「ゲルカヤノ29」サイズ感
幅はSTANDATD・EXTRAWIDEの2タイプとなります。
サイズ感は前作の「ゲルカヤノ28」と同じサイズ感でした。

私は前作「ゲルカヤノ28」と同様に28.0cmのEXTRAWIDEでピッタリでした。
前作「ゲルカヤノ28」からの主な変更点
それでは前作「ゲルカヤノ28」からの主な変更点を見ていきましょう。
ゲルカヤノ28 | ゲルカヤノ 29 | |
---|---|---|
重量(27.0cm) | 310g | 300g |
ミッドソール素材 | FF BLAST / FLYTEFOAM | FF BLAST PLUS / FLYTEFOAM |
アウトソール素材 | プレート内蔵 | LITETRUSS構造 |
アッパー素材 | メッシュ | ニット |
ミッドソール素材は、前作のFF BLASTからFF BLAST PLUSに変更されたことでクッション性が向上しただけでなく、軽量化しました。
アウトソール素材は、前作の硬度の高いプレート素材から比較的柔らかいE.V.A素材に変わり、LITETRUSS構造が採用されました。
アッパー素材は、前作のメッシュからニットに変更され、通気性が増しました。
「ゲルカヤノ29」で実際に走ってみた感想
前作の「ゲルカヤノ28」と比べて、着地の瞬間に沈み込みがあり、クッション素材の柔らかさは抜群。ロードを走り終わった後のダメージ感も少なく、やはり着地の衝撃をより吸収してくれるモデルだと感じました。
また、LITETRUSS構造により重心移動がサポートされる感覚が強かったです。実際に走ってみて、私の場合は4’30/km当たりまでが適正スピードかなと感じました。重量感のあるシューズで「リカバリーもしつつ、足を鍛える」という意味では最適なシューズだと思います。
一方で、私の場合、地面との着地の感覚を大事にしたいタイプなので、着地の操作感という点においては前作の固さが良かったと感じてしまいました。



他メーカーのシューズでは、ホカオネオネの「クリフトン8」に近い感触です。
「ゲルカヤノ29」はこんな人にオススメ
「ゲルカヤノ29」は前作と比べてもクッション性に特化したモデル。
そのため以下のような方にオススメです。
- 初心者ランナーの方
- 走るための筋力が十分でない方
- 膝への負担が気になる方
- 柔らかい接地感が好みの方
「ゲルカヤノ29」販売価格
定価17,600円(税込)
楽天、Amazonでは16,000円前後で購入可能です。
まとめ
アシックスの「ゲルカヤノ29」の特徴は以下の通りです。
- クッション性に特化したアシックス定番のランニングシューズ
- 初心者ランナーからエリートランナーまで使用可能
- ミッドソール、アウトソール素材の変更により、沈み込む柔らかい接地、クッション性が向上
以上、購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
それでは、また次回!